2023年3月12日

体の変化を教える

 先日、テレビで親が子どもに体の変化について教えるという特集をやっていました。
その内容はこちら↓

近年は女の子の母親が体のことについてオープンに話す傾向があるそうです。

私の場合、小学校の低学年の頃から、母親より生理について教えられていたので、それが普通だと思っていましたが、そうでもなかったんですね。生理のことを全く知らず、変な病気かもと思い親に相談することが出来なかった子どもも一定数いるようですね。

こういう体の変化については各家庭でしっかり親が教える必要があると思います。
これは男女関係なくです。

ただ、教えるにあたってはきちんと役割分担されることをお勧めします。
役割分担とは・・・

女の子の体の変化については母親が、男の子の体の変化について父親がという感じです。
要は同姓同志の方が良いということです。

ちょっと話はズレるのですが、以前、男の子を持つお母さんよりオシッコをする方法の教え方を相談されたことがありました。

世間では「育児はお母さんが行うもの」という概念がまだまだあるので、男の子の排泄方法をお母さんが教えなければならないと思い込んでしまうんですよね。立ってオシッコを経験したことが無いだろうと思うわれるお母さんが立ちションを教えるなんて難しいことですよ。だって経験ないことを教えるのですから(最近は立ってオシッコより、座ってオシッコの家庭も多いかもしれませんが)

オープンに話すのは中々難しいものがあるかもしれません。
体の変化や性に対しての内容を絵本や本にまとめたものもあるので上手く活用されるといいかなと思います。

いえいく。会でも性に関する書籍を保有していますので是非ご利用ください。

2023年3月7日

卒業おめでとう

 今日、愛知県内の公立中学校では卒業式が行われました。
中学3年間をコロナ禍で過ごした卒業生。入学式の翌日から臨時休校、色々な行事も中止となり、思うような学校生活が送れず悔しい場面もたくさんあったことでしょう。
コロナ禍での学校生活には色々な変化がありました。

大きな変化の一つとしてICT教育の普及です。
臨時休校によりタブレット配布が急速に進み、殆どの学校で導入されました。

読み書きに困難を抱える発達障害の子ども達にとっては良い方向へ変化したように思います。しかし、デジタルの普及と共に、SNSでのコミュニケーションが子ども達の間で普通となっていき、色々な問題もおきました。

デジタル機器の使用については促進されたものの、ネットを適切に利用するためのスキルはまだまだ低いのが現実です。今後はネットリテラシー教育が学校でも必要となってくることでしょう。

他には色々な活動に対する変化です。
今まで慣例で行ってきた行事や活動が見直されてきたように思います。
大きな活動としては部活動ではないでしょうか。コロナ禍により練習時間や方法が制限され、大きな大会が中止になったりもしました。

前々から部活動に対して教師側の負担が大きすぎるという問題があったので、文部科学省では、校内活動から地域活動へ移行するように推進しています。まず公立中学校から対象となるようですが、そのうち公立高校も対象となっていくことでしょう。部活動の地域移行については、コロナ禍は関係なかったかもしれませんが、きっかけにはなったように思います。

コロナ禍での色々な経験や変化は「あの時は大変だったけど・・・」と思い出深い出来事となると思います。これからの未来が明るいものであるように祈っています。

2023年2月26日

あっという間

2月も数日で終わりです。早いですねぇ~。
先日、愛知県では公立高校の試験がありました。
公立高校を受験する中学3年生のお子さんの親御さんは少しホッとされたことでしょう。
後は合格発表を待つばかりです。親子共にお疲れ様でした。

この時期、全日制の高校では、2月中旬より学年末考査があり3月初めにはその結果が出ます。うちの子の高校では、その後は終業式まで午前授業になります。私立高校の中には終業式まで家庭学習となり殆ど学校へ行くことは無いという高校もあるようです。

多分、学年末考査までに学習しなければならない内容を殆ど終わらせてしまうことと、学校側は今年度のまとめと来年度の準備を始めなければならないのもあるからでしょう。
こうやって毎年1年が終わって、又、始まっていくのですね。

高校は合格したら終わりではありません。
入学してからも次の目標に向かって学校生活を送っていかなければなりません。

高校は義務教育ではないので、単位をとっていかなければ卒業できません。
定期テストの結果が悪ければ追試もあります。

うちの子は中学3年生の受験の時よりも今の方が圧倒的に家庭学習の時間が増えています。(汗)そうでないと授業についていけないのでしょう。

うちの子の高校は専門学科なので実習が毎週2回あり、その度にレポートを作成して期限までに提出しなければなりません。1学期は「レポートをどうやって書いたらいいかわからない・・・」とよく悩んでいて、主人に書き方を教わっていました。

ですが、慣れですかねぇ~。今は特に問題なくやれています。
最初は「大丈夫か??この子、この学校でやっていけるのか??」と不安でしたが、1年間をクリアできたので大丈夫だろうと思えるようになってきました。

こうやって高校3年間もあっという間に過ぎていくのでしょう。

2023年2月20日

支援学級に入れたら終わってしまう

先日見ていた「リエゾン」の3話目で、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けた女の子の母親に医師が支援学級を勧めるシーンが描かれました。

しかしながら、母親は我が子を支援学級に入れることに難色を示します。
このようなやり取りは、発達障害児の親なら少なからず経験があることでしょう。

ドラマでは、父親は支援学級の方がいいのではないかと思うのに対し、母親は通常学級にしか入れたくないと思い夫婦間で意見が合いませんでした。

いえいく。会に相談に来られる親御さん達からも似たような話を聞きます。
やはり、大抵の親御さんが我が子を支援学級に入れることには抵抗があるのです。

世間では一般的に「支援学級=障害がある子が在籍するクラス」とイメージがあるからですよね。「支援学級」という呼び名もあまり良いように思いませんけどね。

ただ、ドラマの中でお母さんが「支援学級に入れたら、普通じゃないとみんなにわかっちゃうんだよ。一生、発達障害と言われて!」と言われましたが、それは違うかなと思います。

残念ながら、通常学級に入れても、普通じゃないとわかる時はわかります(汗)

このドラマの中のお母さんのように「支援学級に入れたらこの子の人生終わってしまう」みたいな考え方の親御さんを時々みかけますが、そうでもありません。

私が知っている支援学級に在籍していた子の中には、全日制の公立高校へ通って高校生活を送っている子もいますし、全日制の高校に行けなくても、通信制の高校へ通って好きなことに没頭している子、アルバイトを頑張っている子もいます。

なので「支援学級に入れたら終わってしまう」という概念は見直された方がいいと思います。

2023年2月11日

できることはたくさんある

先日、録画しておいた「リエゾン」の3話目を見ました。
金曜ナイトドラマ「リエゾン~こどものこころ診療所~」

またまたドラマの話になってしまいますが(汗)
3話目はこんな内容でした↓
「リエゾン」第3話

発達障害の女の子に言語聴覚士が会話のやり取りを教えるために、ボールを使ってそのやり取りを促していくシーンがあり「ああ、あれ、やっちゃうだろうなぁ」と思いながら見ていたら案の定でした(汗)

女の子が言語聴覚士から受けていた療育は、ボールを持っている人がおしゃべりできるというルール設定で、多分、ボールを渡し合うことで、会話は一方的に自分ばかり話すのではなく、相手の話も聞くことによって成立するということを教えていくことが目的なのでしょう。

一見、会話のキャッチボールをボールを使ってやるとても良い方法に思えますが、ここがASD(自閉症スペクトラム)の難しいところ(汗)

女の子にはこの療育によって「ボールを持った人が、いつでも、どこでも、誰とでも、おしゃべりできる」という具合に入ってしまうわけですね。そして、その誤った学習がトラブルに発展していくわけです。

ドラマでは公園でゲームをしていた知らない小学生の子どもに、ボールを持っていき話しかけ相手にボールを渡そうとしてトラブルになるシーンが描かれました。

これは療育を行う過程で、ボールを持った人が話せるという場面や人を限定しないといけなかったのだろうと推測します(例えば、療育教室、家の中、お母さんのみ等)が、療育で受けるソーシャルスキルトレーニング等は、実は汎化がとても難しいのです。私も我が子で嫌というほど経験しましたから(汗)

しかしながら「〇〇の時は△△」という具合に色々教えておくことはとても大事なことです。発達障害の子ども(人)達は暗黙のルールを理解したり、空気を読んだりすることがとても苦手です。なのでどんな些細なことでも丁寧に教えていく必要があります。

ドラマの中で「いじめや不登校からお子さんを守るためにできることは、意外とたくさんあります」というセリフがありました。これはその通りだと思います。

2023年2月7日

手先を器用にする為には・・・

先日、市内では来年度小学生になる親子への学校説明会があったようです。
その説明会に参加されたお母さんから聞いた話によると、学校給食では箸が提供されているようで「小学校に入るまでになるべく箸が使えるようにしておいて欲しい」と先生よりお願いがあったそうです。そのお母さんはお子さんが箸を使うのが苦手な様でかなり心配されていました。

箸なんて使えない子たくさんいるんじゃないですかねぇ(汗)
今は発達障害児に限らず、手先が不器用な子が増えていると聞きます。
これは世の中が便利になり過ぎたことも関係しているのではないかという話もあります。

例えば、水道と言えば、昔は蛇口をひねって水を出していましたよね。このひねるという動作は実は様々な発達要素が含まれているそうです。今は蛇口をひねって水を出すという様な水道はあまり見かけませんよね。上下に動かすか、手を出せば自動で水が出るという感じですかね。こういう生活に密着した何気ない動作が実はとても大事で便利になるのも考え物ですね。

箸が上手に使えない、字が上手に書けないなど、手先の不器用さが気になるお子さんの場合、手先の不器用さだけに着目するのではなく、体全体を使って遊ぶ経験をたくさんされることをお勧めします。

子どもの運動の発達は、大きな動き(粗大運動)ができるようになることで、次第に小さな動き(微細運動)ができるようになるという決まった順序があるそうです。

粗大運動の例をしては、公園にある遊具を使った遊びで十分です。
滑り台やブランコなどで体のあらゆる部分を使った遊びが経験できますよ。

2023年2月3日

デジタルタトゥー

今、世間ではSNSに投稿された迷惑動画が拡散され色々問題になっています。先日は回転寿司での迷惑動画がテレビでニュースになったばかりです。


昔からこういう類の人は一定数いて、お店は一時的に迷惑する事例があったと思いますが、今はこういういたずらをSNSに投稿してしまう人がいるので、お店側のダメージは一時的では済まないケースが増えてきています。個人のお店なら潰れてしまう可能性だってあるのです。

テレビのニュースでは迷惑行為をした本人の顔はモザイクがかかっていて誰か判別できなくなっていますが、ネットの世界では顔も本名も通っている高校も出回っています。

SNSなどで一度投稿されてしまった画像はどんどん拡散されていき、消去することはとても難しいと聞きます。なので「デジタルタトゥー」と言われているのですね。

こうなってしまったら損害賠償というお金だけの話ではありません。
ネットの世界に名前が残ってしまうことになりますので、将来色々な所でその影響を受けてしまう可能性があるのです。

企業が人を採用する時に一番にすることはネットで採用をしようとする人の名前を検索することだという話も聞いたことがあります。その時に名前がヒットしてしまい不名誉な内容だったらまず採用されませんよね。

家族で夕食をとっている時に、テレビで迷惑動画のニュースが流れました。よい機会と思い、家族で話し合いをしました。

子どもは「そんなことするわけない!」と断言しましたが、我が子に限ってとは思うものの、友だちと一緒だったらその場の雰囲気で流されてやってしまう可能性もありますので、その辺りの話も子どもと懇々と話し合いました。

2023年1月29日

努力ではなく工夫を

昨日、録画しておいたドラマ「リエゾン」を見ました。
金曜ナイトドラマ「リエゾン~こどものこころ診療所~」

このドラマは発達障害をテーマにしたドラマです。
この内容に関する過去のブログはこちら↓
広く認知されてきました

2話目は精神疾患を持つの父親と一緒に暮らす子どもの話でした。
ドラマでは子どもは発達障害の疑いがあるのではないかということで父親の訪問看護で訪れていた看護師が診療所を紹介して病院と子どもが繋がることができました。
中々身につまされる内容ですが、これはドラマの中だけの話ではなく、実際そういう事例もある様です。

ドラマの内容はさておき、ドラマ主人公の児童精神科医が研修医の言ったセリフが非常に気になりました。背景について気になる方はドラマを見て頂くとして、ここではセリフだけ引用しますが「発達障害は努力で改善できる」というセリフです。

うーん、ここは「発達障害は工夫次第で過ごしやすくなる」というような感じのセリフにして欲しかったですねぇ。

発達障害は名前通り障害なので努力して何とかするという考え方は少し違うかなと思います。発達障害は目に見えない障害なのでどうしてもそういう発想になりがちなんですよね。

私もそうでしたが、子どもが小さい時はどうしても出来ない所ばかりに目がいってしまうんです。そして療育すれば改善できると思って、必死に療育できる機関を探しまくり通いました(汗)でもその療育もせいぜい小学校低学年までですね。その頃になると子どもはもう嫌がって言うこと聞きませんから。

小学生以降は「出来ることや得意なことを伸ばす」という発想に切り替えていかれる方がよいと思います。

2023年1月27日

私立or公立どちらが手厚いか?

愛知県では私立高校の試験が終了し、そろそろ結果が出ている頃です。
私立高校は早い所だと2・3日で結果がでるって凄いですよね~。
うちの子が去年受けた滑り止めの私立高校はマークシート方式でした。
マークシート方式なら機械に判別させるだけなので早く結果が出せますけどね。
これからはこういう試験方法が増えていくかもしれませんね。実際、公立高校は今年度からマークシート方式になりましたし。

ただ、マークシート方式の場合、漢字や英単語のスペルをよくミスったりするタイプの子の場合、記述式よりも全県模試の点数が上がってしまうこともあります。その結果だけで志望校を判断してしまうと、合格できたとしても入ってからしんどいかもしれませんね。

なぜなら、高校の定期テスト、小テストは記述式だからです。
記述式だと、漢字や英単語のスペルミスは当然ながら不正解となりますからね。
なので全県模試などの結果は点数だけを見るのではなく、志望している人数のどれくらいの位置に我が子がいるかを見てほしいなと思います。

私立高校の受験が終われば、次は、いよいよ公立高校ですね。
私立高校の推薦枠で合格した生徒はもうウキウキだと思いますが、公立高校受験組はまだまだ気が抜けませんね。クラス内で生徒の様子に温度差があるかもしれませんが、愛知県は公立優位とききますので、浮かれている生徒はあまりいないかもしれませんね。

ただ近年、私学助成がありますので私立高校志願者が増えてきたようです。又、以前から私立高校は手厚いという話が保護者の間で流れていました。手厚いというのは、面倒見が良いということみたいです。なので発達障害を持つお子さんの親御さんはどちらかというと私学志向の方が多いみたいです。

どういう状態が手厚いというのかわかりませんが、公立高校もそこそこの対応してくれる様になっています。なので、もう高校は学力次第かなと思います。

2023年1月24日

とりあえずお疲れ様

愛知県では20日・23日・24日の三日間、私立高校の試験がありました。

私立高校では推薦枠と一般枠があり、推薦枠は各々の中学校から推薦された生徒が受験でき合格したら必ずそこへ行かなければなりませんが、一般枠は中学校の推薦なしで受験することができ合格しても必ず行く必要がないので、大抵の生徒が他に本命の高校があり、滑り止めとしての受験となります。

なので、愛知県では私立高校の一般枠は3校まで受けることができるという訳ですね。(実際には受けたいと思う高校の受験日が重なってしまい2校くらいしか受けられないと聞きますが)

私の地元では、滑り止めとして受けることができる高校は1校くらいしかありませんでした。愛知県は名古屋に出れば私立高校がたくさんありますので恵まれているなぁと思います。

私立高校の試験が終われば、2月はいよいよ公立高校の試験です。
今はインフルエンザだけでなく、コロナにも気を使わないといけないので大変ですね。
うちも去年は物凄い気を使いました(汗)

今年から公立高校の受験方法が色々変わりました。
答案用紙がマークシートになったり、受験が1回だけになったり、2月受験になった為、内申が2学期までの成績で出るようになったり、面接が無くなったりと・・・
学校は勿論、塾も傾向と対策に色々悩まれたことでしょう。

とりあえず、3日間、お疲れ様でした。

2023年1月21日

広く認知されてきました

金曜日より発達障害をテーマにしたドラマがスタートしました。


原作は漫画らしいです。漫画は読んだことがないのでどのように描かれているかわかりませんが、ドラマでは障害特性(ドラマでは凸凹と表現されていました)がきちんととらえられていて、見ていて「わかるわ~」という様な感じになりました。

ただ、あのような診療所はまず存在しないでしょうね。
あんなに一人の患者に時間をかけていたら診療所の経営は持ちませんわ(汗)現実はもっとシビアです。ドラマの中の児童精神科と同じ様なイメージは持たれない方がいいですね。

さて、近年テレビで発達障害に関する特集や当事者の方のドキュメンタリーなどが放送されるようになってきたこともあり、発達障害という障害が広く認知されてきました。
その為、大人になってから「もしかして自分は発達障害なのかも」と気づく人も多いようですね。

私が子どもの頃は、まだ発達障害という概念がなかった様に思いますが、今にして思えば、そういう傾向があった子はクラスに1・2人は、いたように感じます。
でも、昔は寛容だったこともあるのでしょう。それほど問題児扱いでもなかったですね。

発達障害の子どもが年々増加していると聞きます。
でも増加ではなく発見できていなかっただけで、今も昔も同じ様な数だけ発達障害を持っている子はいたのだろうと思います。ただ、今は検診で早期に介入し医療に繋げている自治体が多いので発見できているのでしょう。

発達障害が幼児期にわかることはいいことなのかどうなのかわかりませんが、中学校などで不登校になった時に発達障害だったとわかるよりはいいかもしれんなと思う今日この頃です。

2023年1月18日

無理しないでずっと休んでいい??

 先日、不登校の小中学生が2021年度に過去最多を更新したことがニュースになりました。背景には長引くコロナ禍による子どもの心身の不調やストレスがあるのではないかと文科省は説明しているようです。


確かにコロナ禍の影響もあると思いますが、近年は「学校へ行かないという選択肢がある」ということが一般的になってきたこともあるのかなと思います。私が小中学生の頃はそもそも「学校は行くもの」という認識であり「学校へ行かない」という選択肢なんてありませんでしたからね。

今は世間で「学校なんか行かなくてもいいよ。休んでもいいよ。」というような発信をする人が増えてきていますが、私は学校は行った方がいいと思っています。ただ、いじめなどで自殺を考えるくらいなら「行かない」という選択は当然ありですが。

今日、こんな記事を見つけました。


私もこの記事と概ね同意見です。

「学校へ行かない」という選択をするなら、じゃあ、どういう生き方をするのか、どのように毎日を過ごすのか考える必要があると思います。家でゲーム三昧や引きこもり状態になるのは、やはり不味い様に思います。

「学校」以外の居場所づくりをして、社会とのつながりを持っていなければ、後々大変なことになるのではないかなと思います。

2023年1月17日

クワイエットアワー

 先日、テレビで「クワイエットアワー」という取り組みが広がっていることがニュースになっていました。


私はこのような取り組みを始めて知りました。

「クワイエットアワー」とは、音や光に敏感な感覚過敏という症状がある人が過ごしやすいよう店舗や施設の音や照明を調整する時間のことだそうです。テレビでは、ドラックストアーや水族館の事例が紹介されていました。

発達障害を持っている方は感覚過敏である人が多いのでこの様な取り組みが広がっていくといいですよね。

ただ、感覚過敏は見通し不足だと症状が増すともいわれています。
多分、見通しがないから不安になり、不安になると更に過敏になってしまうのでしょうね。

なので周囲の大人達は発達障害の子ども達に見通しのある暮らしを提供して欲しいと思います。

2023年1月15日

今日の茶話会

今日の茶話会は5名の参加になりました。
今日は年中児のお子さんをお持ちのお母さんからトイレについての相談がありました。

以前、トイレトレーニングのお話は記事にしましたが(おしっこはトイレでするもの)今回はトレーニングのお話ではなく、排泄方法についてのお悩みです。

今日相談された内容も結構よく聞くお悩みなので皆さんと共有しておきますね。(今日参加されたお母さんよりブログのネタにしてよいと許可をいただいています。)

お母さんのお話によると、お子さんはオムツがとれていて、オシッコはトイレで出来るそうですが、ウンチはおまるでしか出来ないそうです。そこで、ウンチもトイレで出来るようにするにはどうしたらよいのだろうというお悩みでした。

お子さんはオシッコのときは、トイレの壁にかけてある補助便座を自分で置いて座ってオシッコをしているそうです。トイレにはステップが常に設置してある為、座ってオシッコをしても足が宙ぶらりんになることもありません。オシッコでここまでできているならすごいですよね~。でも、ウンチはトイレをやるのを嫌がりおまるでしてしまうとのこと。

これはもう、おまるでやる方がその子にとってやりやすいからしかないですよね。多分、ハンドル付きのおまるを使用されている様なので、両手でハンドルを握れることから姿勢が安定しやすく力みやすいのではないかなと思います。

なので、色々経験してきた私たちからは「おまるでできているならそれでいいんじゃないかなぁ。体が発達して体幹が育ってこないと出来ないこともあるしね。」というお話をしました。トイレなどの自然現象は焦って無理やりなんとかしようと思うと変な方向へ行ってしまうことがありますしね(汗)

今、お子さんにやった方がいいかなと思うことは・・・
 ・「ウンチ行こうか」などの声かけをやめる。
  (自分が行きたいタイミングで行けるようにする。)
 ・おまるでウンチをした後は子どもと一緒にウンチをトイレに流す。
  (排泄の片付けも一緒にやることで大変さを認識する。)

試してみてもいいかなと思うことは・・・
 ・ハンドル(又はグリップ)付きの補助便座を購入して様子をみる。

などのお話になりました。
夜のオムツが取れないことも少し気にされていたので「それは全然問題ないよ。」というお話をしました。

それについてはこちらをご参考に↓

2023年1月14日

文句や苦情ではなくお願いを

新学期がスタートして1週間がたちました。
お子さんの様子は如何でしょうか?

うちの子は2日目から7時間授業で週初めは疲れ切って帰ってきましたが、一番しんどい7時間授業を早々にクリアしたのでその後の授業は比較的楽だったようです。

さて、この時期、来年度小学校へ就学する発達障害のお子さんはもう進路が確定していることでしょう。うちの子の場合、早々に特別支援学級への進学へ決めていたので、この時期は支援学級での体験授業をさせて頂いたりしていました。

色々準備をして4月を迎えましたが、予期していなかったことが次々とおこり、入学後、支援学級への選択は間違っていたのかも・・・と何回も何回も後悔したものです。

主人と私が支援学級を選択した一番の理由は、子どもが「学校へ行きたくない」という状態になることを避けたかったからです。集団行動が苦手なうちの子はとても35人の中の一人としてやっていくことはしんどいだろうと思いました。

支援学級では1クラス8人までのクラス編成となり、子どもに状態に合わせた内容の学習や活動で指導されることが前提となっています。クラス編成は本来は知的と情緒で分けるのですが、学校によっては、子どもの状態(どれだけ手がかかるか)、子ども同志の相性等でクラス編成されるケースもあります。うちの子が通った支援学級もそうでした。

入学前は同じ1年生と低学年で1クラス編成すると聞いていたのですが、入学当日のクラス編成を見てびっくりです。なんと高学年3人とうちの子1年生1人、2年生1人のクラス編成になっていました。「話が違う!」と学校を攻めたくもなりますよね(汗)ですがこの様なことは学校ではよくあることなんですよ。

この様な想定外の事態に陥り、1年生の新学期はとても大変でした。
よく学校に苦情をいれたものです。学校側も嫌な親だなと思われたことでしょう。その当時はそれが普通(学校へ文句や苦情を言うこと)だと私は思っていたのです。

ですがこの様な状態では絶対上手くいきません。
なぜなら学校は「うるさい親だな」という感じの負の感情になりますし、その感情が子どもにも影響するからです。

その様な状況の中、いえいく。会を立ち上げる時に物凄くお世話になった方の助言が私に代わるきっかけをくださいました。その方は色々悩んでいる私にこう言われました。
「文句や苦情ではなくお願いをしてみましょう。」と。

「お願い」というと「文句や苦情」と同じことの様に思えますが、学校側からすると全く違います。「うるさい親だな」という負の感情はおこりにくいですし、丁寧にお願いされると嫌だとはいいにくいものです。先生は基本「子どもの為に」という思いが強い人が多いので「じゃ、やってみましょう」という流れになりやすいです。

なので「文句や苦情」といった感情的に訴えるのではなく、どうしてこの様な支援が必要なのか丁寧に説明し「お願いする」というスタンスで学校とは付き合ってほしいと思います。

2023年1月11日

不登校特例校とは・・・

 不登校特例校とは学習指導要領の内容などにとらわれずに、不登校の状態にある児童生徒の実態に配慮した特別な教育課程を編成し実施している学校です。正式名称は「不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校」で文部科学大臣が指定しています。

参考サイト:みんなの教育技術

愛知県では、先日、大村知事が県立日進高校に不登校生徒に対応する中高一貫校を導入すると発表されました。公立の中高一貫校で不登校特例校は全国初の試みだそうです。

参考サイト:中高の不登校特例校設置へ

この学校、令和8年4月開校を目指すそうですが、希望者が殺到するでしょうね~。
どうやって生徒を選ぶのでしょうか??

こういう学校への入学希望者は、大抵の場合、親の方が熱心で「学校へ行かせたい」という思いが強い親御さんが多いです。学校側はそういう所を見極めて生徒を選んで欲しいなぁと思います。学校は本人が「行きたい」と思えないと通えませんからね。

愛知県の不登校特例校は現在このようなところがあります。


こちらの学校は平成24年に開校し姉妹校が横浜などにもあり私立中学校になります。
体験入学や説明会を随時やっておられるのでお子さんが不登校等で悩まれている方は一度相談されてみては如何でしょうか?

2023年1月9日

ICT教育の普及

 愛知県の公立小中高学校では明日から3学期がスタートします。
(一部の所で6日始まりの所もあるようですが)

うちの子も早速今週に小テストがある様でぼやいていました。
今は生徒一人一人にタブレットが配布されていますので、休み中でも担任の先生よりお知らせが入ります。

うちの子の学校では連絡手段としてMicrosoftのTeams(チームズ)を利用されています。生徒達は朝の会や帰りの会までに、このTeamsをチェックし、不明点があれば、朝の会や帰りの会で担任に聞くという形をとられている様です。なので、子どもの話によると、朝の会や帰りの会は数分で終わるとの事でした。

今は便利になったものですね。
うちの子は書くことが苦手だった為、小学校の時、ICT機器を導入できないものかと考えた時期がありましたが今は一般的になってきましたよね。コロナ禍がICT教育を一気に加速させましたもんね。

以前、いえいく。会で、発達障害の子どもの為のICT教育の学習会を行いタブレット端末を使ったワークショップを開催したことがありました。その時は数年後にこんなに普及するなんて思ってもみませんでしたからね~。

ただ、ICT教育の普及と子どもの学力向上は別物だと思います。
ICT機器を使えば子どもが勉強するようになる、又は、勉強できるようになると思われがちですが、うちの子の経験上、ありえませんね(汗)

学習障害などで読み書きが困難な場合などはICT機器でその困難さを代用することができますが、物事の意味を理解する力、計算能力、暗記力などはICT機器で代用することはできません。

本人が元々持っている知的レベルも関係しますが、本人の努力も必要だと思います。ただ、その努力をICT機器で補うやり方はありだと思います。例えば、英単語のアプリを使って通学電車で学習するとか。アナログだと単語カードですよね。

やはり、子どもの学力向上は、ICT機器云々の前に本人のやる気が大事かなと思います。

2023年1月7日

18歳成人

 明日、東海市では「20歳の集い」が行われます。
この3連休、全国各地の自治体で20歳のお祝いが行われるようですね。

以前は「成人の集い」と呼ばれていましたが、昨年、成人年齢が18歳に引き下げられたので「20歳の集い」となっている自治体が多いようです。18歳はまだ高校生もいますし、受験などで忙しいということもあり、殆どの自治体で18歳ではなく20歳でお祝いを行うようですね。この流れはこれから先も変わらない様な気がします。

さて、18歳で成人となると、うちの子も高校3年生の時に成人になることになります。

18歳成人で可能になることとして、親の同意なく結婚できたり、クレジットカードやローンの契約ができたりすることが大きな注目になりました。

うちの子に関しては、結婚とは程遠い気がします(汗)が、クレジットカードやローンの契約等のお金に関することはきちんと情報を入れておかないと不味いと考えています。今は出会い系アプリでマルチ商法に引っかかってしまう若者も多いと聞きますので、そういう商法があることも教えていかないとダメですよね。

学校では、金融リテラシーを育む教育活動はまだまだ浸透していませんので、家庭で親が教えていくしかありません。

お金に関する知識や判断力は学歴が高い低い関係ないように思います。高学歴の方でも投資詐欺や悪徳商法にあったり、身の丈に合ってないローンを組んで自己破産する人もいますから。

金融教育に使えそうなサイトを見つけました。参考にされてはどうでしょうか。

暮らしに役立つ身近なお金の知恵・知識情報サイト「知るぽると」

2023年1月5日

ゲームとの付き合い方

昨日、ゲームの話を少し書きましたが、うちの子がゲームをやり出したのは小学3・4年生の頃だったと思います。確かクリスマスプレゼントにDSを買い与えたのが最初でした。

多分、周りの子どもに比べると遅かったように思います。

今は園にまだ行っていない様な小さな子どもでも親のスマホでゲームをしている姿を見ますが、うちの子どもの世代はまだスマホがなかったので、ゲームを経験するのは早くても年中か年長くらいだったと思います。小学1・2年にもなると殆どの子どもがDSなどのポータブルゲーム機を持っていたのではないでしょうか。

ゲーム機を与えるまでは、クラフトペーパーやLaQ(ラキュー)などの物づくりを楽しんでいましたが、DSを買い与えた途端、やはり、ゲーム一色になってしまいましたねぇ。

今はパソコンでゲームを楽しんでいますが、ゲームをパソコンでする場合、それなりのスペックが必要なので自分が貯めたお小遣いで買えるパソコンを主人と二人で探し回って買いました。私が使っているノートパソコンより値段もスペックも高いです。(汗)

そんなにゲームが好きなら、ゲームを作る方側になってくれたら・・・とついつい親は思ってしまいますが、そんなに都合よくはいきません。好きと作るは別物みたいです。(笑)

ゲーム以外のことにも楽しめんのか・・・と思いますが、ゲームはやはり中毒性が高いです。ゲームを与える時は、必ず、ルールも一緒に決めて導入しないとダメでしょうね。

問題がおきてから「〇時間まで!」と言っても難しい様な気がしますね。

我が家では、ゲームを与える時、ルールも一緒に子どもと決めて導入しました。なのでゲームで夜更かしする様なこともありませんし、今まで特にトラブルもありませんでした。

高校生になってからは、テスト前は一切ゲームをやらずテスト勉強に集中する様になりました。多分、ゲームなんかやっていたらテストの結果がやばいということがわかってきたのでしょう。

こうやって自制できるゲームの楽しみ方ならいいんじゃないでしょうか。

2023年1月4日

もうすぐ学校

今日から仕事初めのところが多かったようですね。主人も朝早くから出勤していきました。

長い休みが続くと「会社行きたくない・・・」なんて思ってしまいますよね。

近年では「正月うつ」という言葉もあるみたいで、「行きたくない」と思うだけに留まらず、本当に行けない人もいるようです。年末年始は夜更かしや暴飲暴食などで生活リズムが崩れやすいことや、気温の低さからストレスを受けやすくなるからだそうです。

この様な状況は会社員だけに限らず、学生も同様です。

長い休み明けは学校へ行きにくくなるものです。

うちの子もカレンダーを見ては「もうすぐ学校か・・・」とため息をついています(汗)

もうそろそろ生活リズムを整えておかないと新学期のスタートはしんどいでしょうね。

年末年始は遅寝遅起きでしたが、昨日あたりから、朝は学校へ行く日と同じ時間に起きて、夜も学校へ行く日と同じ時間に寝るようになりました。自分なりに色々考えて対策してるんでしょう。大好きなゲームも一日中することは無いです。

高校生にもなって親があれこれ言わないと出来ない状態は不味いですよね~。

幼児期「この子将来どうなるんだろう・・・」と物凄い心配しましたけど、有難いことに自分のことは自分で管理できる子に成長してくれました。

2023年1月3日

今年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

皆さん、年末年始はどのように過ごされましたか?

私は年末から実家に帰省し、お正月は実家で迎えました。

一昨年は、私の実家では大雪に見まわれ、国道が大渋滞で大変なことになり全国ニュースにもなりました。実家で一人で暮らしている私の母は家から出られず、近所の人に雪をどけてもらい何とか入り口だけは確保してもらったほどです。

今回の年始年末は良い天気に恵まれ、母親念願の伊勢海老も食べに連れて行くことができました。私の母親はアクティブな人で以前は一人で車を運転し、よく東海市まで遊びに来ていましたが、今では到底難しいことです。

自分の母親の老いを目の当たりにして、自分も年を取ったなぁとつくづく思います。

その分、我が子が成長していく事は喜ばしいことですが。

さて、今年もボチボチと活動を行っていく予定でいます。

多分、月1回程度の活動になると思いますが、小学校、中学校、高校とすでに経験していますので、学校や地域の情報が欲しい方、将来のことを不安に思っている方、発達障害の支援方法を知りたい方は、いえいく。会を上手に利用していただければと思います。