2023年2月20日

支援学級に入れたら終わってしまう

先日見ていた「リエゾン」の3話目で、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けた女の子の母親に医師が支援学級を勧めるシーンが描かれました。

しかしながら、母親は我が子を支援学級に入れることに難色を示します。
このようなやり取りは、発達障害児の親なら少なからず経験があることでしょう。

ドラマでは、父親は支援学級の方がいいのではないかと思うのに対し、母親は通常学級にしか入れたくないと思い夫婦間で意見が合いませんでした。

いえいく。会に相談に来られる親御さん達からも似たような話を聞きます。
やはり、大抵の親御さんが我が子を支援学級に入れることには抵抗があるのです。

世間では一般的に「支援学級=障害がある子が在籍するクラス」とイメージがあるからですよね。「支援学級」という呼び名もあまり良いように思いませんけどね。

ただ、ドラマの中でお母さんが「支援学級に入れたら、普通じゃないとみんなにわかっちゃうんだよ。一生、発達障害と言われて!」と言われましたが、それは違うかなと思います。

残念ながら、通常学級に入れても、普通じゃないとわかる時はわかります(汗)

このドラマの中のお母さんのように「支援学級に入れたらこの子の人生終わってしまう」みたいな考え方の親御さんを時々みかけますが、そうでもありません。

私が知っている支援学級に在籍していた子の中には、全日制の公立高校へ通って高校生活を送っている子もいますし、全日制の高校に行けなくても、通信制の高校へ通って好きなことに没頭している子、アルバイトを頑張っている子もいます。

なので「支援学級に入れたら終わってしまう」という概念は見直された方がいいと思います。

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