2023年3月7日

卒業おめでとう

 今日、愛知県内の公立中学校では卒業式が行われました。
中学3年間をコロナ禍で過ごした卒業生。入学式の翌日から臨時休校、色々な行事も中止となり、思うような学校生活が送れず悔しい場面もたくさんあったことでしょう。
コロナ禍での学校生活には色々な変化がありました。

大きな変化の一つとしてICT教育の普及です。
臨時休校によりタブレット配布が急速に進み、殆どの学校で導入されました。

読み書きに困難を抱える発達障害の子ども達にとっては良い方向へ変化したように思います。しかし、デジタルの普及と共に、SNSでのコミュニケーションが子ども達の間で普通となっていき、色々な問題もおきました。

デジタル機器の使用については促進されたものの、ネットを適切に利用するためのスキルはまだまだ低いのが現実です。今後はネットリテラシー教育が学校でも必要となってくることでしょう。

他には色々な活動に対する変化です。
今まで慣例で行ってきた行事や活動が見直されてきたように思います。
大きな活動としては部活動ではないでしょうか。コロナ禍により練習時間や方法が制限され、大きな大会が中止になったりもしました。

前々から部活動に対して教師側の負担が大きすぎるという問題があったので、文部科学省では、校内活動から地域活動へ移行するように推進しています。まず公立中学校から対象となるようですが、そのうち公立高校も対象となっていくことでしょう。部活動の地域移行については、コロナ禍は関係なかったかもしれませんが、きっかけにはなったように思います。

コロナ禍での色々な経験や変化は「あの時は大変だったけど・・・」と思い出深い出来事となると思います。これからの未来が明るいものであるように祈っています。

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