随分昔のことなので細かいことは忘れましたが、その幼稚園では、園が提供する給食弁当の日と、お母さんが作るお弁当の日があり、お母さんのお弁当はお子さんの好きな物だけを入れているので問題ないですが、給食弁当の日は食べられない物が多く幼稚園より偏食への指導があったような話をされていました。
そこで、この偏食を何とかしたいけどどうしたらよいかというような話だったと思います。
発達障害児に限らず、大抵のお母さんがお子さんの偏食について一度は「なんとかしないと」と思われたことがあるでしょう。
でも、偏食はなんとかしなくてもよいと思います。
うちの子も今でも食べられない物が多く、毎日作っているお弁当は肉系が多いため、茶色っぽいです。(笑)あまりに色味が悪いので必ず卵焼きと枝豆を入れて色味を調整しています。緑をいれるには枝豆でしか調整できません。ブロッコリーとか食べられるとよいのですが色味だけに入れるのも嫌がります。(汗)
私も子どもの健康のために偏食をなんとかしたいと思った時期もありましたが、なんとかしなくてもちゃんと立派に成長しています。
近年、保育園の給食では子どもが嫌がっている物を無理に食べさせないようになってきたと聞いていましたが、幼稚園の場合、経営母体が私営が多いので、園独自の指導方針があり、「偏食はなんとかしないといけない」という思いのある園長の場合、どうしても偏食への指導を積極的になる傾向にあります。
ですが子どもを幼稚園に通わす主目的は社会性を育てることにあり、何でも食べる子どもを育てることではありません。「子どもが楽しく幼稚園に通える」「みんなとの食事は楽しいという経験をする」ということが最優先事項です。
みんなと一緒に食べる食事の時間が子どもにとって苦痛になるようでは本末転倒です。給食が嫌で幼稚園に行きたくないという状態になってしまう可能性もあります。
なので「みんなと食べる給食の時間は楽しいという経験を子どもにして欲しいので子どもが食べられる物だけ食べて食べられない物は残させて欲しい。偏食の改善は家庭で取り組んでいきますので。」という具合にお願いしていかれるといいかなと思います。
ただ、偏食といっても親が「うちの子は〇〇しか食べない」と思い込んでいる場合もあります。なので給食は色々な食べ物に出会う良い機会のように思います。
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