今では笑い話なんですけど、今日はその当時は親は必死だったあるエピソードをご紹介します。
幼児期、うちの子は好き嫌いが多く、食べられる物のバリエーションが限られていました。
発達障害を持つ子は、匂いや味に敏感なので、嫌がっているものは無理に食べさせないほうがよいと聞き、無理やり食べさせることはせず、食べられる物のみを与えていました。
中でも、うどんが大好きで、外食する時は必ず「うどん」が食べられる店にいきました。出先でうどんが食べられる店がなければ、うどんが食べられる店が見つかるまでよく探したものです。(汗)
子ども自身も、外でごはんを食べるとなると、必ず「うどん」と言うので、私はうちの子は麺類は「うどんしか食べられない」と思っていました。
しかし、ある日突然、それは思い込みだったと気づかされます。(笑)
いつもの様にうどんが食べられる店でうどんを食べていた時のことです。
隣では主人がラーメンを食べていました。
すると、子どもが主人のラーメンにとても興味を持ち「欲しい」と言い出しました。そこで主人が子どもにラーメンを少し取り分けて与えると、一口食べた後、「もっと欲しい」と言い出します。
私も主人も唖然ですよ。(汗)
だって、うどん以外は食べられないと思っていたからです。
この当時はこの状況が訳がわからなかったのですが、今なら・・・
- うどん以外の麺類の選択肢があることを教えていない(当然、うどん以外の麺類を食べた経験もない)
- 「外食=うどん」というように行動がパターン化していた
そしてなぜ突然主人のラーメンを欲しいと言ったのかは・・・
- 周りの状況が見えるようになってきた(他者への興味が出てきた)
だったのかなと推測できます。
「そば」は食べた経験があってのことなので本当に食べるの嫌なんだと思います。
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