2022年11月25日

壁の模様にならないように

 発達障害児への代表的な支援方法として、カレンダー、スケジュールを紹介しましたが、これらのアイテムはどこか空いているスペースで適当に提供すればいいという訳ではありません。

私たちは家族や自分の予定を記入したカレンダーを家のどこに掲示していますか?

大抵の人が、自分が見やすい場所、常に家族が集まる場所、家族の誰もが目に入る場所等に掲示しているのではないでしょうか。

カレンダーとスケジュールは、お子さんが知りたいと思っている情報が詰まったものです。

なのでお子さん自身が見やすい場所での提供が必要ですよね。

ですが、見やすい位置ならどこでも良いわけではありません。

お子さんが、さわったり書き込んだりできる位置で提供して欲しいです。

さわったり、書き込んだりできないカレンダーやスケジュールは、子どもにとってはただの壁の模様になってしまいます。(汗)

お子さんが朝起きて必ず目に入れる場所や必ず通る場所で提供し、そこには、お子さんが知りたいと思っている(知って欲しい)情報のみを提供してください。ご兄弟がいる家庭は気をつけてくださいね。

兄弟での共通使用は絶対やらないようにしてくださいね。兄弟がいる場合は、それぞれ個別でカレンダーとスケジュールを提供できるエリアを作ってください。

その理由はいずれまた記事にしますね。

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