2022年11月24日

視覚的なアプローチ

 発達障害児には口頭ではなく視覚的なアプローチでの見通しが必要です。

視覚的なアプローチとは「求められていることを見るだけで理解できるようにする」ということで、これを支援者用語で構造化といいます。

こんな難しい言葉、覚える必要はありませんが、パーテーションで仕切ることが構造化と思っている人がいるのでそれはちょっと違うので念のため整理しておきます。

発達障害の人たちは「想像力が乏しい」という特性を持っている人が多いです。想像力が乏しいと、頭の中で情報を整理する力が弱かったり、将来おきるであろう物事を推測するのが難しかったりします。なので物事の流れを見える形にすると理解しやすく見通しが持ちやすいのです。

この物事の流れを見える形にした代表的な支援方法として・・・

  • カレンダー
  • スケジュール
  • 手順書
の3つがあります。

カレンダーは日々の流れがわかるものです。例えば、園に行く日、行かない日、習い事がある日などがわかるようにします。

スケジュールは1日の流れがわかるものです。例えば、園に行くまでの過ごし方、園での過ごし方、園から帰ってきてからの過ごし方などになります。

手順書は何かの目的を達成するまでに行う手順を表したものです。例えば、お朝の仕度や服の着替えなどの手順を示すことが多いように思います。

保育園や幼稚園に通う年中児以降のお子さんなら、この3つはマストですね。

いえいく。会では、これらの支援方法についてアドバイスをもらうことができます。写真や実物を持参されると、より細かいアドバイスをすることが可能ですよ。やり方がわからない、上手くいかないなど悩みをお持ちの方はお気軽にご利用してくださいね。

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